布おむつで育児をしていることをしると「大変だね。」とよく声をかけられました。やってみないとわからない布おむつ育児のこと。本当に大変なのは、快適な紙おむつを続けたままの急なおむつはずしかもしれません。「大変だね。」といわれる布おむつの洗濯について今回は紹介します。
布おむつの洗い方【種類別】
布おむつの特性と洗濯方法をご紹介します。実際に筆者ごまが使用した布おむつたちです。布おむつの特性により洗い方が少し変わります。筆者gomaはめんどうくさがりです。大雑把な人が布おむつ育児をするにあたり一気に洗う方法もあります。
今回は簡単に洗濯機で
一気に洗う方法を紹介します。
輪おむつの洗い方
輪おむつに関しては製品の差はなく、輪おむつを製造する過程での織りかたで吸収スピードや乾くスピードが変わります。筆者gomaが使用していたものはさらしタイプの反物ではなく「トビー織り」とよばれる布おむつとして販売されているもの。そのは特徴は折り方がデコボコしているため、ふんわり柔らかく織り目がギュ!とつまっていないため乾きがとても早いことです。洗い方をみてみましょう。
洗濯機での輪おむつの洗い方
輪おむつは、まさに乾きも早くガンガンと使用できるためとても便利。その洗濯方法は、セスキ水に付け置きするだけ。一日の間で取り替えた布おむつは、付け置きバケツに放り込む。翌朝洗濯機に入れて洗濯。これだけです。
ベビー用の洗濯洗剤もありますが、布おむつは、柔軟剤入りであったり界面活性剤が入っていると生地に撥水加工がされてしまいます。輪おむつは吸収体であり、おしっこを吸収するのが、役割であるため、おすすめしません。
また、固形石鹸を使用される方もいますが、固形石鹸も石鹸に油分を含んでいるため、同じ効果があり、布おむつの表面を撥水加工してしまうので、輪おむつなど吸収体に固形石鹸で洗うこともおすすめできません。
反対に撥水効果の落ちてきたおむつカバーは、家庭にある固形石鹸などでササっと洗ってあげると、落ちた撥水加工が元に戻ります。
撥水加工の落ちたオムツカバーは
石鹸でモミモミと洗うと撥水加工が復活します。
これなら自宅で簡単にできる方法ね。
輪おむつにうっかり、うんちが付いた後は、布おむつを自宅のトイレで振り洗いして汚物をおとします。その後セスキ水のはったバケツにほかの布おむつと一緒に付け置き後洗濯すれば、着色汚れもありません。
着色汚れの落とし方です。同じ方法でスッキリきれいに着色汚れを落とします。
輪おむつの干し方
輪おむつはガサガサ、かたくなり、おしりを傷つける。なんて文言をみかけますが、全くのデマです。デマというより、半分正解。半分、間違い。
実は輪おむつは干し方を注意すれば、いつまでもガサガサになったり、古いタオルのように、かたくなったりはしないものなのです。注意点は2つです。
この2点だけです。輪おむつの洗いあがりは力いっぱい、ぱこーん!!と大きな音がするくらいにはたくこと。これだけでも、輪おむつはかたくはなりません。
雨で布おむつを干すことができない日もあります。浴室に干したり、部屋干しが数日あっても、しっかりと、はたいた後に干せば、天日干しよりも固めにしあがりますが、ガサガサの肌触りまでにはなりません。天日干しをするのと、しないのとでは、また大きく違いはでますが、はたくだけでも、防ぐことはできるのです。
ポイントは力強くはたいて
天日干し♪コレダケです。
これだけ守ればガサガサしないのね。
これならできるね♪
うんちはがし布
うんちをさらり♪と剥がすことのできるこの布。とても便利でしたが、使用期間がものすごく短かったため、おすすめ度は低め。使用期間はわずか4か月。生後4か月より布おむつ育児をスタートしました。生後8か月には補助すれば1人でオマルでうんちができていたのです。
二人以上出産予定で布おむつ育児をするのであれば、購入をおすすめします。
たしかに便利でストレスなくうんちが剥がれ落ちます。同じように付け置きバケツに一晩、他のおむつ類と一緒に付け置きしたのちに、同じように、しぼった後は洗濯機に放り込むだけです。
エンゼル おむつシート
画像:楽天市場
成形おむつの洗い方
輪おむつだけだと量が多くかさばるので、成形おむつを併用していました。成形おむつは輪おむつをもっとコンパクトにした布おむつです。そのままあてがうだけで使用することができます。輪おむつのようにたたむ必要がなく速乾性のものを購入すれば洗いあがりのターンも早いためさらに少ない枚数でターンすることができます。天然素材に近い製品ほど製品のノビ、縮み、変形が起こることがあります。
洗濯機での成形おむつの洗い方
成形おむつも輪おむつと同じように、おしっこの吸収体です。セスキ炭酸ソーダ、アルカリウォッシュなどアルカリ剤で対応します。成形おむつを洗う時に柔軟剤を入れて撥水加工されれば、吸収体としてのお仕事ができなくなってしまいます。
また、注意点として、柔軟剤がはじめから配合されている粉洗剤に注意しましょう。
成形おむつの洗濯方法については、その製品により大きく差がでます。いくら注意をしても数回の洗濯にて、ひどく縮むもの。はたくと伸びに伸びてしまい変形してしまうもの。吸収力は抜群なのに、一向に乾いてくれないものなどがあります。
実際に使用して便利だったのはこれ!
成形おむつの洗濯方法も同じ、洗いあがり後は、はたいて天日干し。これだけです。上に紹介した製品は綿100%ではないため、伸びも縮みといったような変形も全くなく、タフな製品です。綿100%ではないため、タフで扱いやすい製品なのです。
成形プチおむつ(大寸)4枚組
画像:Amazon
おむつカバーの洗い方
輪おむつ・成形おむつの洗い方は同じ水、同じバケツに一緒に付け置きすることで、あとは洗濯機で洗えることが分かりました。では次はおむつカバーの洗い方をみてみましょう。
おむつカバーの洗い方
おむつカバーは、吸収体(輪おむつや成形おむつ)とちがって、吸収したものを外へ逃さない。撥水加工された製品がほとんどです。
ウールソーカーの場合ウールの性質上の自然の撥水加工を利用したものです。さらに、ラノリンなどで撥水加工をする必要がありますが。おむつカバーは撥水することがお仕事です。その洗濯洗剤は、どんな洗剤でも使用することができます。固形石鹸でも、粉せっけんでも、液体のベビー用洗剤であっても洗うことができます。一部の製品の綿100%製品であれば丁寧に扱いましょう。
おむつカバーを洗う頻度
もちろん、おなじみのセスキ水でも。筆者gomaの場合は毎日おむつカバーは洗濯していません。汚れれば都度洗濯していましたが、通常おむつカバーは2、3日は使用していました。
おむつカバーはこの程度の
洗濯回数で十分なんだ♪
おむつカバー洗濯時の注意点は、マジックテープなので、しっかり閉じて(貼り付けた状態)で洗濯することです。外した状態で洗濯機に入れた場合マジックテープに毛、輪おむつがひかっかかります。また、マジックテープがゆるんでしまい、付きが悪くなったり、早くに摩耗し、おむつカバーとして使用できなくなってしまいます。
布おむつの洗濯:一気に洗う方法
輪おむつ、おむつカバー、成形おむつと1つ1つを分けた状態で丁寧に扱うことが大切かもしれませんが、ここはめんどくさがり。一気に洗う方法もあります。一気にすべてを洗う方法の紹介です。
布おむつの洗濯:洗濯前のひと手間
gomaの場合は洗濯前にひと手間だけ、手間をかけていました。洗濯前というよりは、布おむつを取り替えた、まさにその時です。洗面台に低く水を貼り、おむつに水を含ませ揉んで、しぼる。ハンカチや雑巾を1枚洗うのと同じです。
水だけの洗浄ですので、1分程度です。このひと手間だけは、その都度、必ずしていました。このひと手間だけで、フタもいらず、空間ににおいが出ることは、ありませんでした。
この方法がフタ付きばけつを購入せずに、100均のゴミ箱代用でできる方法です。(筆者gomaは、布おむつ用の付け置きバケツを購入せず、100均にあるプラ製のゴミ箱と手桶で代用していました。)
洗面台で水を含ませててしぼるだけで、ベビーのおしっこは下水へと、流れています。「揉んで、洗って、しぼる。」→ゴミ箱(バケツ)にぽん♪難しかったですか?
布おむつ洗濯方法 これで一度に全てを洗えます
結局のところは、gomaはめんどくさがりです.洗濯洗剤や洗い方に左右されずに、一度にすべて洗いたい。セスキ炭酸ソーダやアルカリウォッシュで洗ってしまえば、おむつ類(布おむつ、カバー、成形おむつ、ソフトベビー)はまとめて全て1回で洗うことができます。
わけることなく、すべてを、ゴミ箱(以下、付け置きバケツ)に放り込んでいました。付け置きバケツの中はセスキがとけているので、日中使用した布おむつ夜はそのままに付け置き。
朝起きてから、付け置きの水を流して、おむつ類をしぼり、バケツの中に新たに水を入れる。(軽いバケツ内でのすすぎ)流してしぼって、そのまま洗濯機へぽーん♪と投げ入れてました。(アルカリまけします。使い捨て手袋などをしてください。)
すべては適当(適度)なのです。
- 一晩バケツ内に漬け置き
- 翌朝バケツ水を洗面台で流す
- 適当にしぼる
- バケツに水とおむつ類をいれてグルグル
- しぼって洗濯ネットに入れて洗濯機に放り込む
この作業すべて適当なので順番や目安なんてものはありません。したいようにすればいいだけです。一晩、バケツに付け置きしているだけで、汚れは中和されています。そのまま、水さえ流せば、しぼって、洗濯機で水のみの洗濯で十分洗いあがります。
ちなみに洗濯機の中には洗剤はいれません。水のみの洗濯です。
汚れは一晩で中和されているので
水だけで洗濯が完了します♪
洗濯機の時短(スピーディ)コースでも
とってもキレイに仕上がってる!!
筆者gomaの場合は、あと一回、「すすぎ」的なものが欲しかったので、洗濯機に入れる前に、一度水ですすいで、しぼる。という行程を入れました。絶対にしなければならない作業ではありません。もっとも楽な方法は。
- バケツ内一晩漬け置き
- 翌朝洗面台で水流す
- しぼってネットに入れて洗濯機に放り込む
- 洗濯機にセスキを投入してスイッチON
これが一番楽で速い方法です。単純におむつしぼって洗濯機に入れただけです。
使った洗濯時の労力といえば、「しぼる」そして「おむつの種類にわけてネットに入れる」です。輪おむつ、成形おむつ、おむつカバーと種類でわけて洗濯袋に入れただけです。
洗濯時は洗濯機の洗剤入れのところにも、セスキを入れて洗濯。(水だけの洗濯でも一晩つけている場合は十分に落ちます。)ボタン1つで洗濯ってできます。何の苦労もなく、洗濯おわりです。
「川に洗濯に行ってる。」
そんな方がいれば、わー布おむつって大変!と思うかもしれませんが、布おむつを洗濯するのは、洗濯機です。何も大変な作業は、ありません。
労力は水を流す、水をはる。数枚の雑巾を絞ることと、まったく同じです。
簡単な方法ですすめる布おむつ育児は
本当に簡単におむつ卒業しちゃうんだ。
文字で説明するとたくさんの行程があるように感じます。実際、見てみれば、「え。これだけなの?」と驚くはずです。布おむつ=大変は方法を変えれば、簡単でおむつはずしの楽な方法となります。
これだけで、くさいにおいのするおむつゴミも、日中ににおいをがまんすることもなく、ゴミの日にえずきながらゴミをまとめることもない上にお金(おむつ代)もかからない!これ。しなくちゃ損な気がしませんか?3歳になってトイトレにあせる必要もありません。
1週間続けてみて、苦痛で苦痛で仕方ない場合は合ってないです。きっと「え?これだけ?」と感じるはずです。そして、「ならば続けてみよう。」となるはずです。続けてしまえば、しめたもの。
洗濯に関しては、大雑把な筆者でも一つだけ雑をしてないことがあります。ただ、普通の衣類とは混ぜて洗濯をせずに、布おむつ類は、布おむつ類だけで洗濯していました。
衣類の洗濯には洗剤を使用しているので
布おむつと一緒に洗うことができなかったんです。
「セスキのみ」か「水だけ」で洗濯をするので、普通の衣類には少し向かないかもしれません。はじめてセスキやアルカリウォッシュを見る方は、この粉で本当に洗濯ができるのか。
不安に感じるかもしれませんが、いわゆる市販されている普通の洗濯洗剤よりも、血液による汚れや、尿汚れ、脂汚れなど酸性のに関しては、よく落ちます。介護の現場でもよく使用されています。
実際に市販の洗剤とセスキで同じ汚れのものを付け置きして実験すると、よくわかります。
おむつカバーも例外なくセスキにて2,3日に一度は洗濯。気になった時に固形石鹸で週に1度洗ったかなー?洗ってないかなー?程度です(汚れを落とし、撥水加工を目的とした洗い)
おむつカバーは2,3日に一度の
洗濯でマジックテープが長持ちします。
そして、アルカリウォッシュやセスキ。非常に安くて便利です。
セスキを少量持ち歩くことで、旅先の洗濯機のない場所でも簡単に洗濯できてしまいます。
旅先での洗濯方法はコチラ
洗濯洗剤よりもコスパよく大容量で販売されていますので、おむつがとれて現在3歳(2018年9月現在)のこどもがいますが、アルカリウォッシュは継続購入して使用しています。
今は主に、落ちない油汚れ、脂汚れに大活躍です。こどもの汚してきた、スモック(クレヨン汚れやトマトソース)もすっきり落ちます。(一夜の付け置き)
汚れを中和
アルカリウォッシュ/セスキ(3kg)
画像:Amazon
1キロのタイプで数か月もちます。筆者gomaの場合はこのあとに、セスキで洗うことにはまってしまいましたので、3~5キロのものを購入していました。
布おむつから考える簡単生活のコツ
「〇〇用洗剤」「〇歳児用〇〇」という製品は、良い製品なのかもしれません。ものが増えるということは、それだけ、しなければならないことが増える。メンテナンス(洗いなど)が増える。=家事が増える。とういうことに直結します。
例えば酸性の汚れであれば、アルカリ性で中和されます。アルカリ汚れであれば、酸性のもので中和します。これを利用すれば、お家の中の汚れはほとんどがとれるのです。
人体から出るおしっこはpH6.0の弱酸性です。アルカリ剤であるセスキやアルカリウォッシュの付け置きバケツに一晩ほど付け置きすることで、汚れが中和し、その後剥がれ落ちやすくなる。ということですね。
アルカリ剤を水と混ぜて放置♪
これだけでOK!
布おむつ育児で必要なものは案外少ない
少ないものでシンプルに物事をこなすと不思議と仕事、作業内容が減ります。つまり簡単な作業、楽な家事になります。
gomaは、育児用品の中でも、便利ではあるけれど、「別の物で代用できるかもな。」と思うことがあります。
ごまの布おむつ育児に関しては、
- 布おむつ類(カバー)
- チャンバーポット(オマル)
- アルカリウォッシュ(セスキ)
- 100均ゴミ箱(付け置き用バケツ)
- 手おけ
これだけです。gomaの布おむつ育児は、どの布おむつ育児よりも安くシンプルな自信があります。ごま流ゆるーい布おむつ育児とおむつなし育児を合体させたような我流の布おむつ育児法でしたので、早くおむつも卒業。
そして誰よりも必要なアイテム合計金額も安く、早くおむつ卒業まで持っていけた自信があります。
その後に必要な、補助便座だったり、卒業用紙おむつだったり、トレーニングパンツだったり。トイトレの時に壁に貼る用シールだったり、こどもの好きなキャラクターパンツなど。これらすべてが、必要なくおむつが卒業を迎えることができました。
この方法がすべてだとは、思っていません。まったく同じ方法でする必要もありません。ただ、方法を知っているのと、知らないでは結果に大きく違いがでます。ここは参考になるな。だとか、あ。これならできるかも。と感じる部分があれば、やってみればおもしろい結果になりかもしれません。
筆者gomaの布おむつ育児の方法は決して、大変な方法ではしていません。複雑な方法もしていません。最もシンプルにおむつ卒業を迎えた方法です。
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