布おむつ育児をはじめてみたいけれど、どんな種類があるのかザックリでもしりたい。どんな組み合わせができるのか考えてみたい。そんな人のために今回は布おむつの種類を紹介します。
布おむつの種類
布おむつには、いろんな種類があります。昔ながらなものから、簡単なものまで。実際に布おむつ育児で布おむつを使用した筆者gomaが、その使用について、いいところイマイチなところを合わせてお伝えします。
布おむつの種類■輪おむつ
昔から使用されています。1番オーソドックスで1番に思いつく布おむつ。吸収性もよく速乾。こころおきなくぽんぽんと交換することができます。
やわらかく、折り畳みかたひとつで、厚くも薄くもできるため、分厚くしたい場所を厚く、必要ない場所を薄く(もしくはなくす方法)で自由な使い方ができます。
輪おむつの1枚で使用できる
折り方はコチラ
うんちを覚えた後の折り方編だよ。
生地自体が薄いため、とても洗いやすいです。タフで少々ものの使い方の粗い人でもガシガシ使うことができます。どこの製品を使用しても、「輪おむつ」の場合、性能にバラつきをあまり感じることのない布おむつです。
「輪おむつ」には、店頭販売時に、下記の2つの種類があります。
仕立てあがりの製品
1枚の布の状態ではなく、すでに「輪」になった状態でぬいあわされた状態で販売されているものです。メリットはすでに輪になっているため縫う手間がありません。購入後すぐに使用することができます。
反物のままの製品
1枚の長い布の状態で販売されています。好みの長さに裁断して縫い合わせて使用することができます。
妊娠中にさらしを使用していた方が、そのさらしを縫って布おむつを作成する方もいます。
仕立てが必要な方は布おむつが
生地の状態で販売されているんだ。
すぐに使用したいgomaは
仕立てあがりを選んだよ。
輪おむつのいいところ
- 速乾性です。(とても重要です)
- 丈夫、タフです。
- 何枚でもこころおきなくおむつ交換できます。
- ふわふわのまま硬くなりまん。※洗濯時注意
- アレンジ(折り方)次第で漏れません。
- アレンジ次第で布1枚で対応できます。
輪おむつのいまいちなところ
- たたむとかさばります。
- ストック枚数が必要です。
- 外出時の荷物がふえます。
- 別途おむつカバーが必要です。
布おむつの種類■成形おむつ
販売時より成形されているものです。(別名:コンパクトおむつなど)持ち運びやすく扱いやすいです。見た目はパットです。
成形おむつは製品により、その性能にもっともバラつきのある布おむつです。吸収力がある製品、ほどほどに吸収力のある製品。乾きのとても早い製品。なかなか乾かない製品と、とても製品と使用されている素材で性能にバラつきがあります。
数回の使用で形が変形し、吸水量の落ちる製品、何度使用しても、布おむつの形が変形せずに吸水量も落ちない製品。と成形おむつの製品と素材により非常に性能にバラつきが出ます。
成形おむつのいいところ
- おむつのたたむ手間がありません。
- 乾きの早い製品があります。
- 重ねて使用しても輪おむつのように、おしりがスリム。
- その後のおむつはずしの時に非常に役立つ製品があります。
- たたんだときにもかさばりません。(たたむ必要もないです)
- 目的別に購入することができます。
成形おむつのいまいちなところ
- 輪おむつの方が吸収体としてすぐれています。
- 輪おむつの方が速乾性にすぐれています。
- 乾きの非常に遅い製品があります。
- 数回の使用で形、性能の変わる製品があります。
- 肌ざわりが硬くなるものがあります。
- 別途おむつカバーが必要です。
成形プチおむつ(大寸)4枚組
画像:Amazon
布おむつの種類■一体型おむつ
一部海外製品を扱うショップなどにて販売されています。成形おむつとおむつカバーを一体にしたような製品であり、メリットはその製品単体で完結していること。
デメリットは、カバーは汚れていないのに、一体型であるため、カバーごと洗う必要があること。一般的には、吸収体となる布おむつ(輪おむつ、成形おむつなど)よりカバーの方が持っている数は少ないが、この製品にすると一体型であるため、同じ枚数になります。
一体型おむつのいいところ
- 一体型なので、そのままポイポイとばけつに放り込めます。
- おむつカバーとわけて洗う必要がありません。
- 海外製のためデザインがかわいいものが多い。
- 周りで使用している人を見かけないため、話題性がある。
一体型おむつのいまいちなところ
- ネット店でしか製品を見かけたことがない。
- パーツなどに不具合が見つかると、製品ごとの再購入になる可能性がある。
- おむつと同じ枚数のカバーがある状態になる。
- カバーだけ洗濯したい。おむつだけ洗濯したい。ができない。
- 布おむつ育児の中で収納に一番かさばる方法になる。
布おむつの種類■ウールソーカー
ウールソーカーは日本でのおむつカバーにあたるものです。日本ではあまりみかけないため、海外製品などを扱うお店などで購入します。
日本製のおむつカバーは新生児より使用できるため、パンツ型ではなく、ねんね期でも使用できるように、がば!!!と前がマジックテープで開くものです。しかしウールソーカーはパンツ型。
新生児時期から使用するには少し難易度が高いです。
ウールでできているため、自然な撥水ができますが、撥水力が落ちてきた時はラノリン(羊の油)など油膜で保護する必要があります。天然製品のため肌にやさしい。ウールなので、湿気の調湿に優れています。ウールソーカーは編み込んだつくりのため、汚れが入り込むと洗うのが、大変です。
1歳以降の一人でうんちができるようになった後、ウールソーカーでのおむつ交換は簡単です。ECトレーニング前のうんちがまだおまるでできない場合おむつの中でうんちをした場合は、残念ながら脱がすことが非常に困難です。こちらのウールソーカー実は、製品は全体的に少し価格がお高めです。gomaは節約が目的でスタートさせた布おむつ育児でしたので除外しました。
ウールソーカー
画像:楽天市場
ウールソーカーのいいところ
- 天然繊維の製品のため、肌にとてもやさしい。
- 天然繊維の製品のため、調湿性にすぐれています。
- 海外製品が多く、とてもカラフルでかわいいデザイン。
- 編み物が得意な方は自作することができます。
ウールソーカーのいまいちなところ
- 天然繊維のため縮みがおこる。
- 天然繊維のため扱いが少し丁寧でないと撥水性が落ちる。
- うんちをおむつの中でした場合、脱がすことが非常に大変。
- 別途ラノリンなどで撥水加工をする必要がある。
布おむつ 大雑把な人でもできる 組み合わせ
大雑把な筆者gomaの場合は、輪おむつ+成形おむつ+おむつカバー。これで落ち着きました。節約もそうですが、場所を取らない。もの自体を少なくして収納スペースを小さくする。さらに回転のはやいこと。速乾性があり乾いたらすぐ使用できることで枚数を少なくできること。維持、洗濯方法が単純で簡単であることなどを重要視していました。
毎日続けることです。布おむつを選ぶ際は、シンプルで単純な方が、筆者gomaには合っていました。特に素材によって性能に差のあった成形おむつのは驚きました。
結局、洗濯ターンを早めたかったgomaは途中で使用しなくなった製品もあります。使用しなくなった成形おむつの紹介はできませんが、後々も使用ができ、最後の最後まのおむつはずしのときまで使い続けた成形おむつの製品を紹介します。
gomaの布おむつ育児はゆるいものです。夜は紙おむつを使用していました。1日1枚は紙おむつが必要です。大体1か月で1パックです。1か月でおむつ代は約1000円以下です。(2014年当時の価格です)
どこの量販店でも見かける紙おむつメーカーでしたが「吸水すればよい」程度のおむつを使用していました。
布おむつ育児の場合:夜の紙おむつの選び方
肌にやさしい。もれない。湿気をのがす。長時間吸収など、紙おむつメーカーの唱い文句もよく理解できます。わが子のために、心地よいおむつを。快適なおむつを。きっと子をおもう親心です。
布おむつ以上に環境の悪いおむつが今、市販されているものの中にはありません。どの紙おむつを選んでも布おむつより快適なつくりになっているはずです。
快適なあまり、おむつはずしが遅くなったり、快適なあまりトイトレが難航しているとすると。
そう考えた場合、その快適性が損なわれても、夜にたった1回使用する紙おむつは吸収体として役割を果たしてくれればそれでいいものとなりました。
筆者gomaにとっては、紙おむつは「布おむつ以外」であり、どれも同じものでした。
布おむつ育児:トイトレとトレーニングパンツ
トイトレをはじめるときは、皆、当たり前のようにトレーニングパンツや、濡れた感覚がわかる紙おむつを購入しますよ。今でいうトレーニングパンツは結果、布おむつと同じ役割を果たしています。
布おむつで育児をする。ということは、布おむつ育児をはじめたその日から、おしっこをした瞬間に濡れた感覚がわかる。つまり、布おむつ育児をはじめたその日がトイトレの開始日であり、布おむつ育児は0歳からトレーニングパンツをはいて成長しているのと同じことなのです。
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