ミステリーランチのアーバンアサルトとギャラゲーターの比較
ミステリーランチのバックパックの大ファンの筆者ごまです。女性でも使用できるユニセックスなバックパックが大好き。今回アーバンアサルトと新作のギャラゲーターの比較をしてみます。
今回はギャラゲーターについて
アーバンアサルトとギャラゲーターの全体比較
さっそく届いたギャラゲーターを、約一年使用したアーバンアサルトの横に置いて比較してみましょう。
前面からの比較
写真では少しわかりづらいかもしれませんが、右がギャラゲーター。容量は増えているのに、見た目が小さくなっているように見えます。ギャラゲーターは 210 Robic 製(ナイロンのような生地)ですので、自然なしなりがバックパックにあります。硬く直立していませんので、平置きの状態でも少し小さく見えます。
ギャラゲーターはナイロン製
柔らかいテクスチャなんだ。
背面からの比較
背中にあたるクッションの面積がとても少なくなりました。(必要最低限に。)その結果「V」にクッション部分が入っています。この面積が広いと確かに角張ったものをはこんでも背中に「物体」を感じることはありませんが、この面積が広いと、夏場「汗でグショグショに濡れる。」というデメリットも。
クロスバイクで移動するから
背中は汗まみれだったんだ。
肩回りの比較
とても薄く軽く。一見では、肩に食い込んで痛そうに見えるのですが、使って分かるこの形状が、重さを感じず、食い込まず驚き。
中の状態
背面の芯がなくなっています。アーバンアサルトには、背全体に芯のようなものが入っていたため、床面においても、ピンと直立しますが、ギャラゲーターは背面に芯が入っていません。そのため立てて置くと不安定に曲がります。ガバと全て開く構造はアーバンアサルトもギャラゲーターも同じです。
アーバンアサルトとギャラゲーターの機能比較
使用生地と重さ
アーバンアサルト | 500D CORDURA® | 48cm×23cm×32cm |
ギャラゲーター | 201 Robic | 44cm×28cm×23cm |
使用生地の違いや、背面の芯の有無などでその重量に差が大きく出ています。アーバンアサルトが約850gに対して、ギャラゲーターは約600gと、その重量はおよそ2/3程度。また、ギャラゲーターは丸く丸めることもできるので、使用しないシーンでは、1/2程度の大きさに、折って収納することができます。
なお、実際に使用して体感した重さはアーバンアサルトとの重さとは全く違い、背中に吸い付くような感覚でとても軽く驚きます。体感では、アーバンアサルトの半分以下に感じる重さです。
ギャラゲーターは背中にそって
背負う感じになるので
本体の重さを感じないんだ。
防水性
完全防水の生地ではございませんが、表面にはDWR(耐久はっ水)コーティングまたはテフロンコーティング、裏面にはPU(ポリウレタン)コーティングが施されており耐水性を持たせております。ただし、生地のコーティングも、ジッパーの仕様も“完全防水”ではありませんので水の浸入を完全に防ぐことはできません
https://www.mysteryranch.jp/Packs/detail/19761287/ アーバンアサルト18
アーバンアサルトは、すべてのジップにシーム加工が施されていますので、実際に使用していた筆者は土砂降りの雨の中でも、中まで水が入ることは一度もありませんでした。しかし、「完全防水」ではありません。ギャラゲーターは、ジップ部分シームの加工がされていないため「完全防水加工」ではありません。しかしミステリーランチ公式ページでは下記のように、耐水性を持たせてある。との表記があります。
上記のシーンでも、
中まで水が入ることはありませんでした。
完全防水の生地ではございませんが、表面にはDWR(耐久はっ水)コーティングまたはテフロンコーティング、裏面にはPU(ポリウレタン)コーティングが施されており耐水性を持たせております。ただし、生地のコーティングも、ジッパーの仕様も“完全防水”ではありませんので水の浸入を完全に防ぐことはできません 。
https://www.mysteryranch.jp/Packs/detail/19761326/ ギャラゲーター
サイドポケット
ギャラゲーターには、サイドポケットが左右あります。これは熱く語りたい。これが、アーバンアサルトとのデザインでの大きな違いです。実際にアーバンアサルトを1年程度使用してきました。
たしかにシンプルなデザインで使いやすいのですが、ちょっとお茶を飲みたい。などの、すぐに取り出せるものを出す時に、一番上面についいている機構にアクセスするのですが、すぐ取り出したいものって、日常生活の中では案外多いのです。
水筒、スマホ、定期入れ、財布など。それらを全て一番上に入れることもできますが、水筒は分けたい。と考えていました。「サイドポケットがあればな。」と常々感じていましたので、ギャラゲーターにはサイドポケットがついているので、容量も欲しい19Lで、即買い。
内部収納
アーバンアサルトには、バックパックを開けた内側にも、ありがたい収納スペースが開いた両方の生地側にあります。ですが、ギャラゲーターには開いた生地にポケットのような収納はありません。筆者は実際にここのポケットを使用することはなかったので、ギャラゲーターにこの収納が、ついていなくても不便さは一切感じませんでした。むしろ、外側にポケットがついたことで、大助かりです。
そしてアーバンアサルトには、パソコンやタブレットを持ち歩くに便利な気室が背中の面に2つもありました。これがギャラレーターにはなくなってしまったのです。
マイクロソフトの折り畳みキーボードがストンと余裕で入る大きな気室がありました。
ギャラゲーターの背中面には
1つのポケットのようなものが
ついているよ。
その他機能
ギャラゲーターはハイドレーション対応。自転車乗りにありがたい、この機能。筆者ごまは、ガチガチの自転車乗りではありませんので、ハイドレーションを使用することはありません。
信号停止中の吸水(水筒)はサイドポケットで対応。
ミステリーランチのギャラゲーターの感想
めちゃくちゃかっこいいです。ネット上の写真と、手にとった時のイメージが全く違います。素材がまず、 210 Robic (ナイロンのような生地)になった時点で、無骨なイメージからの刷新。
ミステリーランチの丈夫で、タフそして機能性もあり、デザインだっていいものはあるけれど、帆布にも見えるような厚めの生地だと、そのイメージもどこか野暮ったさが出ていました。 「そこがいい」という人もいるでしょう。
ギャラゲーターはアーバンアサルトと比べるとイメージが全く違います。都会的で軽快。タウンユースにぴったりなものです。全体の生地が変わっただけで、デザインもスタイリッシュになり、柔らかく、とても軽く使いやすいものになっています。シーム加工もないため、ジップの開閉にストレスを感じることがありません。
大きなサイズで 210 Robic 生地のものはありましたが、今回新作で19Lでの登場。
マウンテンシリーズで採用されるファブリックRobic™は軽さと強度のバランスが非常に優れます。Robic™ 420DではCordura 500Dと比較して、80%強の軽さながら、引裂強度では約85%、引張強度では約110%の強度と同等の耐摩耗性を誇ります。 Robic™ 210D Honeycombはさらに15%も軽量ですが、ハニカム構造により強度低下を抑え十分な強度を発揮します。
過去ミステリーランチ公式サイト引用より現在は閲覧することができません。
生地の特性としてアーバンアサルトよりもギャラゲーターは引き裂き強度で15%落ちるものの、引張強度では110%と強度が増しさらに重量はアーバンアサルトよりも80%以上の軽さの生地を使用しています。つまりアーバンアサルト使用の生地と同程度の強度を保ちながら、アーバンアサルトよりも軽さを実現したものです。
バックパックの容量も19Lとアーバンアサルトよりも1L増えていますが、全体的に見た時に小さく感じる作りになっています。
アーバンアサルトよりも
小さく見えるよ。
街中であまりにも大きなバックパックを持ち運ぶことが好きでない荷物の少ない筆者は大満足なバックパックとなりました。
実際にギャラゲーターを日常使用してみる
ミステリーランチ ギャラゲーター
画像:楽天市場
仕事の荷物は、とても少ない筆者ごまです。ですが全く同じもので出勤をしたにも関わらず背中に感じる重さが全く違いました。ギャラゲーターなら軽い。軽い。背中にものを感じないほど軽く感じました。
次にギャラゲーターで買い出しに行ってみました。ギャラゲーターつまった実際のものたちです。
アーバンアサルト18Lの方が小さいですが、芯が入っていて中が筒状に広がるため、アーバンアサルトの方が荷物はたくさんつめることができます。実際に使用して、ギャラゲーターはやはり見た目が小さくなったと感じたように、中に入る量も体感として減りました。
ミステリーランチ アーバンアサルト
画像:Amazon
ギャラゲーターで日常使い■お買い物
さっそく新作のギャラゲーターを背負ってスーパーへお買い物へ行ってみました。リッター数は増えているのに、実際にものを詰めてみると、やはり、アーバンアサルトよりもものが入らない。
実際に中に入った商品たち。
アーバンアサルトに比べギャラゲーターにはカバンに厚みがありません。ですので、この程度の荷物でバックパックはパンパンです。アーバンアサルトであれば、まだ入る状態でした。ですがどちらのバックパックも見た目以上に入るのは間違いのないことです。
アーバンアサルトに比べて入らないといっても、日々の通勤、通学にはピッタリの容量となっています。小柄な女性が使用しても「大きい」なんてことはありません。成人女性の身長を下回る筆者ですが、大きすぎず、小さすぎず、19Lのギャラゲーターはやはり日常使いにピッタリのバックパックとなる予感でいっぱいです。
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