インターナショナル園を卒園して苦労したこと
※注:この記事は2024.3~2025.2の1年を費やして作成したものです。途中でこどもの学年が3年生から4年生へと成長しています。
インターナショナルの園ってどうなの。実際に入園~卒園(在学小学4年2025.2)を経験しての卒園前の気をつけることとやって本当によかったなと感じることをまとめてみました。実際に苦労したことと続けていてよかったと感じることをつらつらと紹介します。
日本語の読み書き識字
英語での識字もそうですが、日本語での識字にも苦労しました。園でも問題集を使用して小学1年生の範囲はすべて教えてくれています。ですが、そこに反復練習や自宅学習がないと覚えないのは当然。年長の1月に識字していないことに気が付いてあわてて教えることになりました。入学は4月のまったなし。読むことプラス思った単語をひらがなでスラスラと書けるようになるまでひらがなを書く練習160時間とカタカナを書く練習160時間を要しました。
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英単語はフォニックス読みで3letter読めるレベルでの卒園です。
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日本語でも英語でも自由な発語ができる状態での
識字だったから効率よく吸収できた気がするね。
日本語で文章を読んで問題を解くこと
普段の生活は英語で生活しているため、日本語での日常会話では「あ。言い間違い。かわいいな。」をとことん放置していました。特に多い言い間違いが「て・に・は・を・へ」です。〇〇が〇〇に〇〇した。
これ〇〇「が」〇〇「に」を間違えると、誰が誰にしたのかが全く分からない状態。実際の例をあげるとこんなことがあります。
- 10と8で何の数?
- 10が8こで何の数?
- 10は8が何個ある?
この質問の違いがまったく理解できない状態です。日本語の「て・に・は・ほ・へ」とは日常的に意識してこの「て・に・は・ほ・へ」を省かない会話を重ねないと習得が難しいことがよく理解できた瞬間でした。そしてそれに気づいたときに青ざめました。ちなみにこの記事を書いている2024.3はこどもがインターナショナルの園を卒園して4年目に入るころに書いています。現在小学3年生を終わる頃ですが、この悩みが続いたのは最初の1年間のみでした。特に小学校での算数の初歩的な問題でも質問の意味を理解することができず、テストではさんざんな結果になることがあります。もちろん国語でも答え方(文末)がおかしくて×になることもよくありました。
インターナショナル卒園で気を付けてよかったこと
もうこれは絶対!インターナショナル卒園児であれば購入して欲しい!ここで識字することができて文字を読めるようになって、本を読むまでに必要なものです。文字を読めるようになれば、本を読むことができます。本を読むことで英語や英会話を忘れるスピードが落ちます。反対に本好きであれば学習をこども自身が自ら進めることもできます。
字を見て音を出せるようにしておくこと
インターナショナル園を卒園して気を付けていてよかったことは、卒園後のアルファベットでの識字です。英語も同じレベルで読み書きができない状態でしたので、卒園~小学校入学までの春休み期間にあわてて識字をしました。フォニックス読みでさぐりさぐりであれば読むことができる状態でしたので、多読をスタートさせました。卒園から間もないうちに識字させることで、音声から字、字から音声のブリッジができたためめ、本を読むことで英語と英会話の両方を忘れないようになりました。緩やかに英会話の能力は落ちていきますが、本を読むこととオンライン英会話レッスンで現在卒園4年目(2025.2現在)ですが日常会話を話す能力と読む能力は維持されています。
多読をはじめるのに最も必要な教材です。筆者gomaは英語を話すことも説明もできません。自分で読んで自分で理解してもらわないと困る状態でした。その時に必要だった教材はコレです。
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ここでは、卒園時に
日常会話を聞くことができる子を想定してるよよ。
ORTの基礎部分となるトランクパッA 1+~level5
ここだけはおさえておきたい!読書の幹となる部分トランクAパックです。1+~レベル5までが入っています。読書の幹となる部分ですここは読み込んで欲しいところです。
さらに読む筋力のある子にはブランチパックB 1+~level3
トランクAパックだけでは物足りない!読書の枝となるBパックです。1+~レベル3までが入っています。さらに読む筋力をつけておきたいのであれば必要です。多読をさらに進めることができます。
文字を読んで英語が理解できると英語と英会話両方の忘れるスピードがとてもゆっくりになります。インターナショナルを卒園して小学1年生の壁はなんといってもここ。識字していないことで文章が読めないため、ふだんから英語にふれる頻度が大きく減ることで忘れることです。本さえ読むことができれば、頭の中では英語で読んで英会話をしながらの想像ができています。もちろん会話や日常で聴く量がへるためインターナショナル卒園児は英会話と英語を急速に忘れていく原因となっていることに気が付きます。
ある程度の読みができるようになれば本を読むこと
※サイトワードをある程度の習得ができたのちに、これはしておいてよかった!と感じることは文字や文章を読めるようになったため児童書にうつることができたことです。児童書にうつることでさらに文章、物語を楽しんでよむことができるようになりました。多読がさらに楽しんで進めることができたのも字と文章を読むことができるようになったからです。
※サイトワードのある程度の習得とは、gomaの家の場合はORTのレベル9が1つの区切りでした。フルセットを購入しましたが、レベル9まできたころには児童書を好んで読むようになりORTはその後急速にすすまなくなりました。反対に児童書を読む量がとても増えました。
実際にはORTのレベル9を終えるころには児童書をスムーズに楽しみながら読み進めることができます。何度もお伝えしますが、gomaは英語を話すことはできません。読むことが少しできてもおもしろいニュアンスなんてものは分かりません。面白おかしい言い回しなんてもっとわかりません。
gomaがしたことは機械的にこどもの音読につきあっただけです。間違っている発音は翻訳アプリDEEPLを使用して音を出していました。
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さらに言えば英検など長文も苦手意識がないのは、
本などで文章に読み慣れていたからかもしれません。
サイトワード習得の重要性
gomaのこどもが本の内容を見てケラケラと笑うのは、インターナショナル園で毎日英語にふれて先生たちと楽しく会話をすることができるようになっていたからです。自宅では0歳の時からこどもが見る番組、映画を英語に変換して英語のまま会話をきくことができるようになっているからです。
あとは文字さえ読めるようにすれば、物語を読むことと考えることを英語のままできる状態を維持できると考え文字を読むことを慌てておこなった結果は、やはり大正解で卒園時はフォニックス、卒園時で3レター程度がやっと読めるレベルと少し遅い習得ではありました。卒園後のORTでのサイトワード習得後は一気に本を読み漁る結果となりました。
文字の習得といってもそれはABCといった文字の羅列ではなくフォニックス(音)とそこからのステップアップのワイトワードの習得です。フォニックスはインターナショナルの園であれば必ず習得させてくれます。あとは自宅でフォニックスを忘れないうちにORTでサイトワードさえ習得していれば、どんな本(児童書)でも新聞でも読むことができます。もちろん新しい単語は必ず出てきますので調べる必要がありますが、サイトワードを習得することで英文の長文(児童書)を読むということに関しての壁がまったくなりました。
実際にサイトワードを取得して変化したこと
実際に子育てをしながら見てきたことで言えるのは、小学1年生までに識字して本を読むことができれば、1年生で忘れるといわれている英語や英会話を忘れることはない。ということと、識字していることで、読める本が増え続けていくため、さらに英語、英会話が強化されることが分かりました。
gomaの自宅ではじっくり小学1年生の1年間はORTだけを何度も何度も読み込みました。小学校でいう国語の教科書のように、スラスラと読めるようになるまで、1冊を何度も何度も。そして毎日ORTの内容を話し合うためにオンライン英会話を使用していました。1冊を何日もかけてたくさんの講師と話あうことで、英会話も上達し、話し合うことも上達し、読むことも上達しました。それを繰り替えしレベル9までを1年間かけて毎日おこないました。慌てて識字をおこないましたが、小学一年生の1年間はORTのサイトワードの習得だけに時間をかけています。小学2年生になるころには、ORTをすすめながら児童書をよむことができるようになっています。
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単語を一生懸命習得するのではなく
サイトワード習得を先におこなった方が
一気に本を読むことができます。
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字が読めるようになったらORTさえも
勝手に読みすすめようになります。
楽しくなる表現や工夫があるようです。
もっと読みたい!児童書まで読むことができるようになるには
もっと読み続けて英語の児童書まで読めるようになりたい!そう考えているのであればORTはぜひレベル9までは読み続けてください。レベル9までをスラスラと読めるようになれば、それは、児童書へ移っても苦痛なく、楽しんで物語を読むことのできるサインです。児童書を読めるようになればさらに読む量が増え続け自分で勝手に英語学習している状態へと突入していきます。
さらに読む筋力のある子にはブランチパックB レベル6-9
トランクAパックだけでは物足りない!多読の枝となるBパックです。レベル6-9までが入っています。ここまでくれば児童書をスラスラと読むことができるようになっています。
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ここまで購入すれば
児童書へと移ることができます。
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私は一つずつ選ぶのが億劫なため
フルセットを購入しました。ORTの最後は物語です。
児童書で英語で文章を読む時間を稼ぐ
ORTの9まで読み進めることができたら実際に児童書に移ることができます。これはしめたものです。さらに文章量を増やして読み進めるこができます。実際に読み進めることのできた児童書を紹介します。ORTの6か7まで読みすすめるのに毎日おこなって約1年間かかりました。ORTのレベル9を読み終えたのは2年生の終わり頃だったと記憶しています。ORTを読み進めている間にご褒美としてDOGMANを1冊ずつプレゼントしていました。
親ができることはこどものレベルにあった夢中になる本を1冊だけ与えることです。一気にではなく「1冊ずつ」です。
DOGMANドッグマン 英語でかかれた漫画
日本語版の本も小学校などにあります。日本でいうおしりたんていみたいな位置づけの本です。絵が多く吹き出しセリフですすむ漫画で、現地でも識字してすぐに読める導入本のようなものです。私の感覚では本の読む難しさは日本のゾロリよりも絵が多くもう少し簡単です。ゲラゲラと笑いながら読みすすめていました。
gomaは少し本にこだわりがあります。こどもの手に取る本なかでも児童書は、なるべくハード本を探しています。固い表紙のものです。探すのにとても苦労した記憶があります。
ネットで売ってはいるもののそれがソフト本なのか、ハード本なのか表記がないところも。欲しいのは絶対にハード本!
そこでいい!!こちらがDog Manのハード本1-6のセット売りのものです。ORTのレベル9まで読み進めたこどもであれば、ゲラゲラと笑いながら読むことができます。これでさらに文章の読む量を笑いながら増やすことができます。ちなみに私gomaの自宅ではこのセットでは足りないかったので1冊ずつ書いたしました。現在発行されているものはすべて持っています。スピンオフにはCAT MANもあります。
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すでに読める状態のこどもであれば
このセットでは全然たりない量だよ。
DIARY of a Wimpy Kid グレッグのだめだめ日記
日本語版が児童書の売り場にあります。ウィンピーキッドです。このあたりがgomaの思う日本の児童書でいうゾロリの位置づけのような感覚です。絵も文章と文書に差し込むようにあります。ドッグマンは漫画であるため口語で1コマずつすすみます。それに対してウィンピーは日記調の文章になっています。主人公が、将来有名になった自分を想像して、自分の自伝を伝えるために作成した日記です。DogManと同じように手書き風に書かれています。ドッグマンを読み終えて少し文章量を増やしたい場合にこの本にステップアップしました。一番本の量の多い1-6のセットを購入し、1冊ずつプレゼントしていましたが、まだまだ読み足りない。といっていましたので、結局またまとめて探して続きを買っていました。もちろんこのシリーズも現在出ているものはすべて持っています。
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このセット本好きには全く足りない!
この2シリーズを20冊以上を読むのにORTを続けながらで1年ほどかかりました。小学1年生の終わり頃がここで終了です。本人もご褒美として読んでいます。何度も何度もひらけては楽しむものの1つです。1度読んでは終わりではなくストーリーがおもしろいようで、現在は4年生をおわろうとしている今でも手に取って読みます。(2025.2)
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この2シリーズを読むだけで
長い文章を読むことに対しての
苦手意がが出ることがありませんでした。
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これが結果、長文を読むことにたいして
難なくできるようになった理由かもしれないね。
番外編!さらに読んだもの
更に本好きなこどもであれば、ORT9までよみすすめた子どもが実際に読むことのできる本を紹介します。このあたりも好んで読んでいました。
Roald Dahl ロアルドダール
ロアルドダールの本を読み込みました。ちょうど金曜ロードショーで「チャーリーとチョコレート工場」が放映されていましたので、原作に興味をもちました。
そこから同シリーズマチルダ・ジャイアントピーチ・グレートグラスエレベーター・ザBGFと次々と読みあさり続けました。
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このあたりは英検4級があれば読める。と
いわれている本たちです。
インターナショナル卒園児!さらに情報!英検。興味ある?
ここまでくれば英検の準2級に塾なしで受かることができます。実際に小学2年生時に受かることができました。対策したことは試験になれるために過去問を解くことと、ライティングの答え方の型の練習のみです。インターナショナル卒園児は聞くことができる状態ですのでアドバンテージがある状態です。同じ方法で塾ナシで小学3年生で英検の2級を合格しています。この話はまたいつか。
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